トリートメントとコンディショナーの違いと適切な使い方!

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シャンプーの後に使うものにトリートメントやコンディショナーがあります。それぞれで目的が少し異なるため、必要に応じて使い分けることが大切です。

しかし、トリートメントとコンディショナーの何が違うのか、よくわかっていないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、トリートメントとコンディショナーの違いや適切な使い方、自分に合う製品の選び方などについて解説します。

トリートメントとコンディショナーの違い

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トリートメントとコンディショナーは、どちらもシャンプー後に使うもので見た目も似ていますが、目的が少し違います。

それぞれの特徴と目的について、下記にて詳しく解説します。

トリートメント:髪内部を補修する

トリートメントとコンディショナーの主成分はほとんど同じです。ただし、トリートメントのほうが各成分の配合量が多いほか、髪の内部に浸透するコラーゲンやケラチンなどの成分が追加されています。

そのため、トリートメントには髪内部のダメージを補修して髪を整えたり、うるおいを与えて質感を良くしたりといった効果が期待できます。

また、コンディショナーと同様の成分が配合されているので、髪の表面を保護したり髪に艶を出したりといった効果も得られるのが特徴です。

コンディショナー(リンス):髪の表面を保護する

コンディショナーは髪のキューティクルを整え、髪表面をコーティングする役割をもつ製品です。髪表面のコンディションが整うので、髪にツヤが出たりサラサラと指通りが良くなったりします。

シャンプーの後に使うものにリンスもありますが、リンスの効果はコンディショナーと同様です。

なお、基本的にコンディショナーは髪の表面にだけ作用するものを指しますが、メーカーによって定義が異なるため、髪の内部を補修する効果がある製品も存在します。

トリートメントやコンディショナーの適切な使い方

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トリートメントやコンディショナーは、正しく使わないと髪がベタついたり、頭皮のかゆみやニオイなどが発生したりする可能性があります。

トラブルを予防しつつ、トリートメントやコンディショナーの効果をアップするための適切な使い方を知っておきましょう。なお、トリートメントとコンディショナーの使い方は同じです。

シャンプー後に髪を念入りにすすぐ

シャンプーが終わったら、シャンプーにかかった時間の3倍を目安にしっかりとすすぎましょう。

シャンプーが髪や頭皮に残るとトリートメント・コンディショナーの効果が弱くなったり、トラブルが起こりやすくなったりします。特に耳の周辺や襟足あたりはすすぎ残しやすいので注意しましょう。

髪の水気をきる

しっかりとシャンプーをすすいだら、髪の水気をきりましょう。水分が多いとトリートメント・コンディショナーが浸透しづらくなるためです。

毛先~髪の中心になじませる

髪の水気をきったら、特にダメージが出やすい毛先から髪の中心に向かって、手ぐしで揉み込むようにトリートメント・コンディショナーをなじませます。

ベタつき、かゆみなどのトラブルの原因になるので、頭皮にはつけないようにしましょう。ただし、頭皮ケアの機能がある製品については、頭皮につけても問題ありません。

トリートメント・コンディショナーを使う量にも注意が必要で、たっぷりと使えば良いというものではありません。

使用量が多すぎると頭皮にトラブルが起きる場合もあるので、使いすぎないようにしましょう。使用量の目安は下記の通りです。

  • ショートヘア:1~2プッシュ程度
  • ミディアムヘア:2プッシュ程度
  • セミロングヘア:3~3.5プッシュ程度
  • ロングヘア:4~5プッシュ程度

製品のパッケージなどに使用量が記載されている場合は、そちらを参考にしてください。

3~10分程度浸透させる

毛先から髪の中心までトリートメント・コンディショナーをなじませて浸透させます。製品のパッケージなどに放置時間が記載されている場合は、そちらを参考にしてください。

トリートメント・コンディショナーをつけたまま長時間放置する方もいますが、時間が長すぎると頭皮にトラブルが出たり、ヘアカラーのもちが悪くなったりする可能性があります。目安の時間を守るようにしましょう。

しっかりと洗い流す

最後にトリートメント・コンディショナーをしっかりと洗い流します。流しすぎるとトリートメント・コンディショナーの効果が落ちると思う方もいるかもしれません。

しかし、すすぎ残しがあると髪がベタついたり、頭皮・髪トラブルが発生したりする可能性があるため、ぬるつきを感じなくなるまで入念にすすぎましょう。

トリートメントとコンディショナーはどう使い分ける?

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トリートメントは髪のダメージを補修できますが、コンディショナーは表面のみケアします。

トリートメントの多くはコンディショナーと同じ効果も得られるので、トリートメントを普段使いしても問題ありません。

ただし、「週2回」など使用回数の目安がある製品を毎日使うと頭皮や髪にトラブルが生じることがあるので、毎日使えるものかどうかを確認しましょう。

「髪のダメージがひどい」「セルフケアしても髪がまとまらない」など、髪質を改善したい場合は、サロントリートメントを利用するのもおすすめです。美容師がカウンセリングを行ったうえで、髪質に合ったヘアケアを提供してくれます。

トリートメントとコンディショナーの選び方

トリートメントやコンディショナーは自分の髪質に合ったものを選ぶことが重要です。以下の表は、悩み別のおすすめ成分です。

悩みおすすめ成分
髪のダメージが気になるケラチン・シルク
髪のパサつきが気になるセラミド・ポリクオタニウム-51・コレステロール・ヒアルロン酸
髪にハリやコシがない保護成分のジメチコン・ポリシリコンなどが含まれていないノンシリコン処方のもの
くせ毛に悩んでいるケラチン

自分で判断するのが難しい場合は、髪のプロである美容師に相談して最適な商品を提案してもらうのがおすすめです。

まとめ

トリートメントとコンディショナーは、目的が少し異なります。それぞれの特徴を理解して、上手に使い分けましょう。どちらを選ぶべきか、どの製品が自分に合うかわからないときは美容師に相談して最適なものを提案してもらうのがおすすめです。

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